防犯カメラはSDカード録画が良いのか?を完全解説!メリット・デメリット【※初心者必見】

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防犯カメラはSDカード録画が良いのか?を完全解説!メリット・デメリット【※初心者必見】

2019.10.06

防犯カメラの録画は非常に大切

防犯カメラはSDカードやレコーダーなど様々な媒体で録画することが出来ますが、そのメリット・デメリットについてはあまり知られていません。

防犯カメラの録画は犯人に逮捕をする際に大切ですが、いざ撮影をしていても「SDカードにデータが録画されていなかった。」となると防犯カメラの意味を成しません。

 

今回はSDカードを使うメリット・デメリットについてお話したいと思います。

 

防犯カメラはSDカードでも録画が可能

一般的な映像録画方法は大きく分けて3種類あります。

  1. SDカードへの保存
  2. レコーダー(HDD)への保存
  3. クラウド上への保存

の3つです。

SDカード録画はSDカード内に映像を残します。デジタルカメラなどでも使用されるので一番馴染みがあると思います。

 

防犯カメラをSDカード録画するメリット3選

SDカード メリット

まずはメリットからお伝えします。

 

防犯カメラをSDカード録画するメリット1.設定が簡単

防犯カメラをSDカードを使って録画するメリットとして、HDDなどで録画する時とは違い配線なども必要ないので設定が簡単であるということがあげられます。

防犯カメラを起動させる電源さえあれば、その防犯カメラの中にSDカードを挿入すれば使うことが出来ます。

 

防犯カメラをSDカード録画するメリット2.価格が安い

SDカードは1000円程度から購入することができ、価格が安いことがメリットとして挙げられます。

また、SDカードで録画できる防犯カメラも安価で購入することが出来ます。

 

データはSDカードの中に記録され、Wi-Fiで遠い所からも監視できる防犯カメラもあります。

 

防犯カメラをSDカード録画するメリット3.サイズがコンパクト

防犯カメラをSDカードで録画するメリットとして、サイズがコンパクトであるということも挙げられます。

特にマイクロSDは小さく、容量が大きいものもあるので便利です。SDカードがどんどん小さくなっていることもあり、防犯カメラの小型化も進んでいます。

 

室内に設置する防犯カメラなどはお客さんを威嚇しないような小型の防犯カメラが望まれるため、人気となっています。

 

防犯カメラをSDカード録画するデメリット3選

SDカード デメリット

防犯カメラをSDカード録画するデメリット1.寿命がある

SDカードには大きく「SLC・MLC・TLC」の3種類があります。

SLC (Single Level Cell)と、MLC (Multi Level Cell)、TLC(Three Level Cell)です。

 

このSDカードには書き換え回数の上限があり、SLCタイプ10万回、MLCタイプ1万回、TLCタイプ1,000回と言われています。現在消費者用のSDカードはTLCタイプがほとんどですので、1000回ほどの書き換えで寿命となってしまいます。

 

MLC・SLCタイプは産業用で使われているタイプです。

もちろんSDカードの容量や性能によっても異なってきますが、防犯カメラで24時間録画をしている場合、SDカードの寿命になってしまう可能性もあります。

 

防犯カメラをSDカード録画するデメリット2.保存期間が短い

SDカードは録画映像の保存期間が短いことがデメリットとしてあげられます。

HDDは2000GBほどですので、SDカードの32GB、64GBと比べると容量に達する時間は早くなってしまいます。

 

SDカードが容量に達すると古い映像から上書きされていきます。

目安として32GBだと約100時間程度しか録画できないため、5日ほどしか保存期間がありません。

64GBの場合だと約10日分の保存期間があります。

 

もし、それ以上保存期間が欲しいという場合はHDDをオススメします。

防犯カメラの保存期間について知りたい場合は

【防犯カメラの録画時間】2TBで約1週間、4TBで約2週間ほどが目安!(2019年最新版)

もあわせてお読みください。

 

防犯カメラをSDカード録画するデメリット3.抜き取られる可能性がある

稼働中の防犯カメラからSDカードを抜き取られるリスクがあるのはデメリットです。

SDカードは外部から簡単に取りはずしができる仕組みになっているので、犯行を犯した後にSDカードを盗られてしまうと証拠を隠滅される可能性があります。

 

また、天井近くに設置した場合は管理をされる方がSDカードを取り外しずらいということにもなりますので注意が必要です。

 

防犯カメラはSDカードとNVRで併用して録画するのがオススメ

防犯カメラ SDカード

24時間監視をして防犯を行いたいと考えている場合は、SDカードをバックアップの録画機能として使い、NVRと併用して使われることをオススメします。

 

例えば停電が起きてしまった時に、電源を使って録音しているものは使えなくなってしまいますがSDカード内に映像を残すことが出来ます

 

防犯カメラのSDカード録画 まとめ

SDカードのメリットとしては

  1. 設定が簡単
  2. 価格が安い
  3. サイズがコンパクト

といったメリットがありますが、保存期間などを考えるとHDDの方がいいかもしれません。

目的によってもSDカードが適しているかどうか変わってくると思いますので、もしご相談がある場合は弊社にご連絡ください。

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