ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組みを分かりやすく解説!【初心者向け】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組みを分かりやすく解説!【初心者向け】

2019.10.11

ネットワークカメラ(IPカメラ)とは

ネットワークカメラ(IPカメラ)とは、1台1台がIPアドレスを持つビデオカメラのことです

防犯カメラ、監視カメラなどさまざまな形があります。

 

かつてはテープ交換の必要なアナログカメラが主流でしたが、現在ではネットワークカメラの導入が続々と増えています。

ネットワークカメラならば、いつ、どこにいてもネット環境さえあればカメラ映像にリアルタイムでアクセスできます。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)とアナログカメラの大きな違い

ネットワークカメラとアナログカメラを比較すると

  1. 画質
  2. 拡張性
  3. 管理の仕方
  4. コスト
  5. 撮影範囲

などが大きくことなってきます。

 

詳しく知りたい場合は

『【2019年】ネットワーク(IP)カメラのオススメ3選!特徴を初心者向けに解説』

をお読みください!

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の方が画素数も良い

ネットワークカメラの画素は約100万画素と言われており、アナログカメラが約30万画素なのと比べるとやはり鮮明で見やすい画質になります。

デジタルではデータを圧縮することができるため、より多くのデータを送ることができます。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の通信を行う仕組み PoEとは

ネットワークカメラの仕組みであるPoEはパワー オーバー イーサネット(Power over Ethernet)と読みます。

 

PoEを簡単に説明すると

LANケーブルを使用してネットワークの構築をしながら電力の供給ができる技術

です。

 

つまりPoEを使うと電力の供給がなくてもネットワークカメラが設置できるので、コンセントが無い天井や屋外などでも設置が可能となります。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組み Ethernet(イーサネット)

ネットワークカメラについて調べると、「Ethernet(イーサネット)」という言葉もよく出てくるかもしれませんが、

これはいろいろな機器をネットワークに繋ぐ際、どのような機器でも繋げられる有線の規格となります。

 

この「Ethernet(イーサネット)の規格のひとつがLANケーブルです。

つまり、イーサネット対応機器というのはLANケーブルが使えるものを差します。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組み PoEによりカメラの台数を増やしやすくなる

PoEを使うことのより、LANケーブルを増やすだけで簡単にネットワークカメラを設置することができます。

また新規にカメラを設置する際もカメラ台数を50台、100台と増やす際も配線工事を行う必要がないためコスト削減を行うこともできます。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組みによるメリット

インターネットカメラ 仕組み

それではこの仕組みによってどのようなメリットがあるのかを説明します。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組みによるメリット 配線を減らすことができる

アナログカメラでは1台につき最大で4本必要だった配線が、ネットワークカメラではLANケーブル1本まで減らすことができます。

 

  • 配線が多いと見栄えが悪くなってしまったり
  • 複雑で配線のミスが起こってしまったり

する可能性がありますが、ネットワークカメラの仕組みでは建物内の配線も非常にシンプルに行うことが可能となりました。

 

例えば、

【4階建てのビルの各フロアにカメラを各3台配置した場合】

を想定してみます。

 

アナログカメラの場合

4フロア×3台×4本(電源・映像・音声・PTZ)=48本

が必要ですが、

 

ネットワークカメラの場合

4フロア×3台+4本(各階間の中継用および録画サーバとの接続用LANケーブル)=16本

まで減らすことができます。

 

これはかなりのコスト削減にも繋がります。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)の仕組みによるメリット ケーブルを集約できる

出典:システムケイカメラ

ネットワークカメラでは

  • 電源ケーブル
  • 映像用同軸ケーブル
  • 音声用ケーブル

などをまとめることが出来ます。

 

ケーブルの数を減らすことにより、メンテンナンスもより効率的に行うこと可能になります。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)を使用するために必要なモノ

ネットワークカメラを使うためには

  1. インターネット回線
  2. スマートフォンやモニター
  3. 電源

が必要になってきます。

 

ネットワークカメラインターネット回線は大きなデータ量を必要とするので、高速通信が可能な光回線やワイマックスを契約していただくことをオススメします。

 

ネットワークカメラ(IPカメラ)ではアナログカメラでは出来なかったことが可能に

現在のネットワークカメラは非常に機能を向上し、防犯カメラを使う事業者や個人の方がより効率的に利用できるようになっています。

もし、あなたのオフィス・店舗・自宅などにふさわしいカメラをお探しの場合はぜひ弊社にご連絡ください。

ご相談はこちらから